ラベル 痛風 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 痛風 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

痛風の合併症:糖尿病

糖尿病は、痛風の人に合併しやすい病気です。糖尿病は一度発症すると治らない病気なので、一生つきあっていかなければなりません。

糖尿病は、過食や肥満、運動不足、内分泌系の疾患などにより、血液中のブドウ糖を細胞内にとり込んでエネルギーとして利用するときに働くインスリンというホルモンが不足して、血液中のブドウ糖が過剰になる病気です(2型糖尿病)。

また、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハウス島のβ細胞が壊れてしまい、インスリンが欠乏して血糖値が上がるために糖尿病になるタイプもあります(1型糖尿病)。

糖尿病になると、細い血管に障害が起こるので、目の網膜や腎臓の糸球体などの血管がおかされて、網膜症、腎症などの合併症を発症させます。


インスリン

インスリンは、血液中のブドウ糖(血糖)の量を調整するホルモンで、膵臓の中に分布しているランゲルハンス島といわれる組織から血液中に分泌されます。

インスリンは、血液中のブドウ糖が体の組織にとり込まれるのを促進します。そしてブドウ糖が多すぎる場合には、肝臓でグリコーゲンにかえて貯蔵させてブドウ糖を下げるように働きます。

また、肝臓内に蓄積されているグリコーゲンがブドウ糖に分解されることを防ぎます。したがって、膵臓に障害が起こってインスリンの分泌が減少すると、血液中のブドウ糖がふえて血糖値が高くなり、やがて糖尿病になります。




          untitled.bmp


痛風の合併症:高脂血症

空腹時の採血で、次の3つの検査値の一つでも該当していれば、脂質異常症(高脂血症)と診断されます。

①LDLコレステロール値が140mg/㎗以上
②HDLコレステロール値が40mg/㎗未満
③中性脂肪値が150mg/㎗以上

高尿酸血症と脂質異常症(高脂血症)は、インスリン抵抗性が共通の原因になっていると考えられています。実際、痛風患者の40~70%が脂質異常症(高脂血症)を合併しています。

コレステロールと中性脂肪コレステロールは、細胞膜の材料やホルモンの原料になるなど、わたしたちの生命活動になくてはならない物質です。

食べすぎや運動不足などで過剰になると、動脈硬化や高血圧症、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の原因になります。

コレステロールは、HDL、LDL、VLDL、カイロミクロンなどに分類されますが、なかでも動脈硬化と密接な関係にあるのがHDLとLDLです。

��DLは、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ働きをしていることから善玉コレステロールと呼ばれ、LDLは、動脈硬化の原因になることから悪玉コレステロールと呼ばれています。

人間の体は、食べ物から摂取した糖質や脂質をエネルギーとして使い、余ったものを中性脂肪として脂肪細胞や肝臓に蓄えておく仕組みになっています。

エネルギーが不足すると、この中性脂肪が脂肪酸とグリセロールに分解されてエネルギーとして使われます。また、中性脂肪がふえると、HDL(善玉コレステロール)が減ります。



           koshi03.jpg

痛風の最新治療:痛風を抑える治療

痛風の発作を抑える薬
薬剤によって痛みをやわらげ、炎症を抑える対処療法が行われます。痛風発作に用いられるのはコルヒチンや非ステロイド系の抗炎症薬です。

コルヒチンの効能
昔から痛風発作の特効薬として広く使用されている薬です。ユリ科のイヌサフランという植物の種子や球根の成分から作られています。

コルヒチンには白血球の働きを抑える作用があるので、患部に白血球を届きにくくして、炎症が広がるのを抑えます。

コルヒチンは、飲む時期が早ければ早いほど効果は高くなります。したがって、発作の前兆である、関節のムズムズ感やかすかな痛みなどを感じたら、すみやかにコルヒチンを1錠(0.5mg)服用することで、発作を未然に防ぐことができます。

注意したいのは、コルヒチンを大量に飲むと、脱毛やひどい下痢などの副作用が起こることです。また、骨髄の働きを低下させることがあるので、乱用は禁物です。通常1日に1錠のみ服用し、症状によってほかの抗炎症薬と組み合わせるのが一般的です。

コルヒチンの副作用痛風発作の治療薬のコルヒチンを服用すると、比較的簡単に発作の痛みを抑えることができます。しかし、飲みすぎたり、長期にわたって飲みつづけると、副作用があらわれるので注意が必要です。


長期間飲み続けたときの副作用
再生不良性貧血、顆粒球(白血球の一種)の減少、血小板の減少、脱毛、ミオパチー(筋肉の障害)、末梢神経炎、血尿、欠尿(尿の量が異常に少なくなる)などの症状があらわれることがあります。

過敏症
全身のかゆみ、発疹、発熱などの症状があらわれることがあります。

胃腸障害
下痢、むかつき、嘔吐、腹痛、腹部応痛(せんつう)などの弓軌、胃腸障害があらわれることがあります。




5c5efb86.jpg

痛風の最新治療:尿酸値を低下させる

痛風の治療では、発作の激痛を抑える処置をするとともに、尿酸値を低下させる薬が使われます。痛風をほうっておくと腎障害や糖尿病などの合併症を招くので、治療をつづけることが必要です。

尿酸を排泄する薬高尿酸血症の治療に使用される薬には、大きく分けて2種類あります。一つは体内で合成される尿酸の排泄を促進する尿酸排泄促進薬で、もう一つは体内で合成される尿酸の働きを抑制する尿酸合成阻害薬です。


尿酸排泄促進薬
日本で使用できる高尿酸血症治療薬は、尿酸排泄促進薬のベンズプロマロンと尿酸合成阻害薬のアロプリノールの2種類です。ベンズプロマロンは、尿酸排泄作用が強く、アスピリンとの相互作用が少ない薬です。一部の特異体質の人以外は、副作用はほとんどありませんが、念のため、肝障害のチェックを受けましょう。尿酸排泄促進薬は、尿酸の排泄が悪いために血液中の尿酸が増え、上昇した尿酸値を下げる必要のある患者に用いられます。しかし、尿中へ排泄される尿酸の量が増えるために尿酸の結晶が腎臓に沈着して、腎臓が機能障害を起こすことがあります。


尿酸の生成を抑える薬尿酸合成阻害薬
尿酸が生成されることを抑え、尿酸値を下げる薬を尿酸合成阻害薬といいます。各医薬品メーカーがさまざまな商品名をつけて販売していますが、どれもアロプリノールという薬です。

アロプリノールは、現在唯一の尿酸合成阻害薬といってよく、日本では1970年から使用されています。例外を除き、1日2回、200~400mgを12時間間隔で服用します。

副作用は、軽い肝機能障害や湿疹などが起こることがありますが、心配ありません。ごく稀に、再生不良性貧血や劇症肝炎が起こることがあります。特に、腎臓に障害のある患者に副作用が起きやすいので、注意が必要です。

一般的にアロプリノールは副作用が少なく、長期にわたって飲みつづけても心配のない薬です。この薬によって尿酸値のコントロールができれば、痛風結節を改善することも可能です。

薬の効果がないとき高尿酸血症の人が、薬物治療を始めた初期の段階で痛風発作を起こすことがあります。

痛風発作は血清尿酸値が急上昇したときに起こるのがふつうです。しかし、上昇していた尿酸値が急激に下降したときにも、発作を起こすことがあるのです。これを、尿酸値の下降型発作といいます。薬物治療を始めて3~6カ月ほどたつと血清尿酸値が安定するので、痛風発作は起きなくなります。

尿酸値を増加させる薬に注意する尿酸値を上昇させる原因となるものに、ほかの生活習慣病を冶療するために服用している薬があります。

その代表的なものが高血圧症を治療する降圧利尿薬です。高尿酸血症の人がこの薬を服用すると尿酸値が上がるので、病状が悪化することがあります。尿酸値を上昇させる治療薬のおもなものには、次のものがあります。

●サイアザイド系利尿薬=ダイクロトライド
●ループ利尿薬=フロセミド
●抗結核薬=ピラジナミド、エタンブトール
●消炎鎮痛薬=少量のサリチル酸(アスピリン)
●パーキンソン病治療薬=レポドパ





image9.jpg


痛風の原因である尿酸とは

尿酸とは痛風の原因物質です。

尿酸は体内にある核酸やプリン体の最終産物です。

人間は、体外から物質を取り入れてその物質から必要なものを吸収し、いらないものを分解して排泄します。

この過程に起きる化学反応を代謝といいますが、代謝によって分解された物質を代謝物質といいますが、からだの中でこれ以上分解も合成も出来なくなった物質を最終代謝産物をいいます。

尿酸は核酸やプリン体の分解や合成により出来た最終代謝産物です。

尿酸は体外に排泄されるのですが、プリン体の過剰摂取や、尿酸を排泄する腎機能の低下などにより尿酸が血中に残り、これが結晶化したものが関節などに沈着してしまい、溜まっていき、これが原因となって痛風を発症するおそれがあります。

痛風が起こるプロセス


体外からプリン体を摂取(レバーなどに多く含まれる)
  ↓
代謝により体内でプリン体が分解、合成されて、尿酸が産生される
  ↓
一定量までの尿酸は、尿として体外に排泄されるが

過剰摂取や腎機能の低下で、血中にのこった尿酸が結晶化し関節などに沈着する
  ↓
血中の尿酸濃度が高くなり高尿酸血症になる
  ↓
関節などに溜まった尿酸ナトリウムが原因で痛風を発症




        k35203a.gif







尿酸値を上昇させる要因

尿酸値を上昇させる要因

1)遺伝的な要因
病気は遺伝的素因に環境からの影響が加わって発病します。痛風の場合にも遺伝的体質が関連します。約20%ぐらいの痛風の患者さんには父親や叔父さん、従兄弟に痛風もちがいます。


2)食生活の問題

食事内容によっては尿酸値は上がりますが、厳密なプリン体制限は実際には困難で、長続きしません。最近では「これは食べてはいけない」という食品の制限はあまり指導しなくなりました。 それよりも食べる総量を制限することが大切です。痛風の患者さんの60%には、肥満があり、肥満度が大きいほど尿酸値は高くなります。また肥満は痛風の人に多い合併症の大敵です。食事を減らし、よく歩き、標準体重を守ることが大切です。 痛風友の会の調査によると、食べる速度が速い、一回の食事量が多いと自覚している人の割合は、一般のサラリーマン500名では各々39.8%と30.4%でしたが、痛風の患者さん529名の場合は各々55.6%と51.0%とずっと多いことがわかりました。よく噛んで味わって食べるように注意しましょう。


3)飲酒の問題

アルコール飲料を飲むと尿酸値は一時的に上がります。アルコールが体内で分解される時に尿酸が作られること、その際にできる乳酸が体内に尿酸を蓄積すること、一部のアルコール飲料には尿酸の元になるプリン体が多く含まれていることなどがその主な原因です。アルコールが代謝されるときに尿酸値が上がるので、どんな種類のお酒でも尿酸値や痛風にはよくないわけですが、尿酸の素になるプリン体を含む量は種類によってかなり違います。プリン体は、ビールに最も多く含まれ、ウイスキー、ブランデー、焼酎などの蒸留酒はあまり含まれていません。


4)ストレスや、行動パターン

ストレスは尿酸値を上昇させるようです。運動もやり方次第では尿酸値を上げ、特に激しい運動は尿酸値を一時的に上昇させます。発汗や下痢で脱水状態になったときも血清尿酸値は上昇します。


5)他の病気の影響

腎機能が低下したり、血液の病気があったりすると尿酸値が上がることがあります。悪性腫瘍が原因で高尿酸血症になることもありますので注意が必要です。


6)薬剤の影響

薬剤の中には、尿酸値を上昇させるものがあります。 •サイアザイド系降圧利尿薬(フルイトランなど)
•ループ利尿薬(ラシックスなど)
•喘息の治療薬のテオフィリン(テオドールなど)
•結核治療薬のピラジナマイド(ピラジナミドなど)
•少量のアスピリン(小児用バファリンなど)



        m05_05_02.jpg

尿酸値を下げる対策:排泄を促す

尿酸を排出する為、1日2リットルの排尿を水分補給で促しましょう。

悪いものはどんどん出すのです。人より多く水分を摂って下さい。

高尿酸血症患者には、医師は口をそろえてこう言います。

特別水分摂取に制限のある方以外は絶対心がけるべき必須事項です。


ビールで排尿を促進すればいいなんて考えないで下さい。ビールはプリン体の宝庫です。


ビールを飲んでからの排尿は、飲んだ以上に水分が排泄されます。



        img_923040_34221395_0.jpg

尿酸値を下げる対策:お薬を飲む

異常等によって尿酸が腎臓からスムーズに排泄されない場合

「尿酸排泄促進薬として、ベンズブロマロン(ユリノーム、ベンズマロン、ムイロジン、ナーカリシン)、プロベネシド(ベネシッド)、ブコローム(300mgパラミヂンカプセル)等」


尿酸が体内に多く作られてしまう場合

「尿酸合成阻害薬として、アロプリノール(ザイロリック、サロベール、アデノック、アロシトール、リボール)等」

大きくはこの2つの原因によって、尿酸の基準値を目標にお薬が処方されます。

尿酸値を7.0mg/dl以下に保つことは、将来の病気を予防するうえでも大変重要です。

尿酸値が9.0mg/dlを超えてしまえば、薬による治療が必要な場合が多いでしょう。

尿酸値が8.0mgを超えていなければ、食生活の改善を中心に薬物での治療を行わない場合も多いようですが尿酸値が9.0mg/dlを超えていたらお薬を飲むのが普通です。

痛風の痛みが発症していれば、当然薬の対象です。

尿酸値関連の薬は、定期的に数値や副作用などの検査を繰り返し、長期的にお付き合いしていくことになります。

尿酸値が下がったからといって、自己判断で薬の服用を中断等せず、必ず医師の指示に従いましょう。

尿酸値が一旦下がったとしても痛風発作を起こす方は非常に多いのです。



         index_il01.gif

尿酸値を下げる対策:サプリメント

尿酸値の低下を期待できる成分として”シャンピニオンエキス”があります。

シャンピニオンとは、英語でマッシュルームの意。日本語ではツクリタケと呼ばれるハラタケ科のキノコがシャンピニオンだそうです。健康食品に利用されるのはマッシュルームから抽出されたシャンピニオンエキス等です。

・スーメルオフ
・シャンピニオンミラクル 400粒
・シャンピニオンミラクル 200粒
・クロス エチケットミン 52g
・シャンピニオンゼリー 200g
・爽美三茶 10g*22包
・勝負 5粒*5箱
・消臭ラムネ 200粒

最近の研究で、アメリカンチェリーが尿酸値を下げ、炎症を緩和させる可能性のある成分(有効成分=「アントシアニンン」のようです)が含まれていることが報告されています。
・有機農法ブラックチェリー濃縮液(ハーブサプリメント)
・チェリー果実エキス 500mg 90Tabs

痛風によいハーブティー
・ジュニパーベリー

尿酸生成の為の酵素の活性化を弱める働きがあるといわれる葉酸。
・葉酸400mcg タブレット (ビタミンサプリメント)

痛風の痛み予防に!尿酸が腎臓・関節に溜まり結石化するのを防ぐ。
・ジュニパー

尿酸値をコントロールし、腎臓・関節で結石化するのを防ぐ。

・トータル・クレンズ<キドニー>≪腎臓クレンジング≫

抗痛風作用(血清尿酸値低下作用)。
・ピュアフコイダンK
・ピュアフコイダンF
・ピュアフコイダンD

ハーブパワーで痛風の症状を緩和
・ゴートロール




          gst_14_a.png

痛風の食事療法

痛風患者の10~15%に腎障害がみられるとも言われており、プリン体が多く含まれるや利尿作用のあるカフェインやアルコールの過剰摂取を避けることで、腎障害などの合併症の予防にもつながります。

プリン体を制限するよりも食事のバランスを良くするという考え方もあります。
プリン体は食品などを摂取する事で作られる尿酸よりも、体内での新陳代謝などで多く作られ、肝臓で尿酸になります。
※尿酸の1日の体内生産量は約700mgであるのに対して食品摂取されるプリン体は200mg以下とされています。

食べ物や飲み物によって作られる尿酸は、全体のおよそ1/4程度で、食べ物などからの影響はあまり大きいものではないと言われており、また厳しく制限しすぎて栄養不足になる事も懸念されています。

尿酸は水に溶けにくく、排泄量が少ないことから、大量のプリン体摂取はやはり尿酸を増やすことになりますので、食品中のプリン体をまったく無視する事は出来ません。

食品から取入れるプリン体の総量としては、1日400mg程度なので、プリン体が多い食品や少ない食品などを大まかに覚えて、プリン体食品を摂り過ぎないことです。



           1220-03.jpg

痛風予防として尿酸値を下げる薬剤

尿酸値を下げる薬は、痛風発作の痛みを抑えたり、腫れを取る作用はありません。

痛風発作の治療薬ではなく、毎日服用する事で体内に蓄積した尿酸を減らし、痛風発作の予防や腎障害を改善させる薬で、血清尿酸値を下げる薬を総称して「尿酸コントロ-ル薬」と呼ばれています。

��尿酸コントロール薬]
・尿酸の合成を阻害する薬(キサンチンオキシダーゼ阻害薬)
アロプリノール(商品名:ザイロリック・アロシト-ルなど)

・アロプリノールが有効ではない、或いはアロプリノールによって、過度の副作用が生じた際に使用される尿酸排泄薬の一つです。
ベンズブロマロン(商品名ユリノ-ムなど)

・尿酸の尿中排泄を促進して、血中の尿酸値を下げる尿酸排泄薬
スルフィンピラゾンやプロベネシド(商品名ベネシット錠など)

尿酸値は下げませんが、尿中の尿酸を溶けやすくして「尿路結石」の予防薬としてウラリットがあります。

痛風の方は、尿酸値を下げる尿酸コントロール薬を飲み始めるべきかどうかを医師とよく相談をする事が必要です。



        gst_14_a.png

痛風の痛みを和らげる薬剤

痛風の治療を行う際には、血中の尿酸値を下げる痛風予防薬と痛風症状が現れて痛みが発症時に飲む鎮痛薬があります。

代表的な痛風治療薬
①消炎鎮痛剤としてよく用いられる非ステロイド系抗炎症薬
インドメタシンやナプロキセンやその他NSIDなどがあり、短期間(短期衝撃療法)の使用になりますが、服用すると良く効きます。
但し、腎臓の機能が低下している人や胃潰瘍で治療中の人などは服用できませんので、医師の注意を良く守りましょう。
※OTC医薬品として薬局で購入できるアスピリンが入っている痛み止めは、痛風の痛みをさらに悪化させることがありますので、服用しないようにして下さい。

②痛風発作の症状が初期であればコルヒチン
白血球を活性化させて沈着した尿酸を取り除く作用のあるコルヒチン薬は、痛風発作の予兆期や発作症状の初期時点でしたら効果的ですが、発作がピークになると多めにコルヒチンを飲まないと効果が見らませんし、また、多く服用する事で副作用が心配になります。

③効果作用が強力な腎皮質ステロイド薬
痛風の炎症を抑える腎皮質ステロイド内服薬の作用効果はありますが、より効果作用が強い静脈注射用の脂肪化したステロイド薬もあります。
但し、この薬は重症の痛風の方に用いることが多く、一般の痛風発作にはあまり用いられていません。



col.gif

痛風の診断症状と応急処置

医師による痛風の診断基準は下記の通りです。

①痛風発症して1日以内に痛みや歩行に問題が生じ、また以前にも同様の症状が現れた事がある。

②関節が腫れ、また、関節の部位が赤くなったりするが、その症状はひとつの関節だけに現れる。

③足の親指の付け根の関節に激痛や腫れがある。

④片足の親指の付け根の関節や足首の周りの関節に炎症がある。

⑤血液検査で尿酸値が高い。


痛風発作応急処置
痛風発作教条が現れたら、応急処置として、まず患部を冷やし、発作の起こった関節を安静にして下さい。

アルコール飲料の摂取は絶対に避け、そして解熱剤の坐薬があればそれを使って一時しのぎをし、出来るだけ早く医師に受診するようにしましょう。




         1220-01.jpg

痛風と似た病気

①偽痛風

ピロリン酸カルシウム(CPPD)という結晶の沈着を原因として関節炎を起こす病気で、CPPD沈着症、軟骨石灰化症とも呼ばれ、高齢者の膝関節や足首の関節に多くみられます。
レントゲン写真をとると関節の中に石灰化が見られ、発生する半分以上は膝の関節に出ますが、稀に手やひじの関節に発生することもあります。

②外反母趾

足の親指の付け根の関節から先の骨が外側に屈曲(外反)している状態で、親指の付け根が内側に突出し、少し痛みがあり、炎症を起こすととても痛みを感じます。
特に靴先の尖った靴を常用する女性にみられることが多いようです。

③蜂窩織炎(ほうかしきえん)
皮下に細菌が感染して皮膚が腫れ上がる進展性の化膿性炎症の病気で、蜂巣織炎(ほうそうしきえん)、蜂巣炎(ほうそうえん)、フレグモーネとも言われています。

④変形性関節炎

加齢に伴う骨・軟骨の変性で、多くは老化現象としてみられます。
運動痛や変形、運動制限をきたす疾患で、歩き始めなどに痛みが現れますが、ひどく腫れることはありません。

⑤腰部変形性脊椎症による足の痛みやしびれ
痛風を疑って受診する患者さんに意外に多いのが、腰椎の変形に伴う足の症状です。
背骨の支持性と可動性が老化のために著しく低下した老人特有の硬くなった脊柱を指し、脊椎と脊椎の間にある椎間板が変性して薄くなったり、骨棘(こつきょく)とよばれる椎体縁の骨増殖や椎間関節の変形性関節症がみられ、最もおこりやすいのが腰椎で、立ち上がったり、歩き始めに疼痛がおこり、さらに神経根が圧迫されると、手足のしびれや頸部・肩・腕の痛みなどの症状があります。

⑥慢性関節リウマチ
自己免疫が主に手足の関節を侵し、これにより関節痛や関節に慢性的な痛みを感じ、しだいに関節が変形していく炎症性自己免疫疾患で、痛風とは対照的ですが、特に女性に多いようです。

⑦回帰性リウマチ
関節が急に腫れて痛む原因不明の病気で、痛風より症状は軽く2~3日で良くなりますが、度々繰り返されるが関節の変形は生じず、血清尿酸値も正常です。



         tsuhu_img_006.jpg



食品に含むプリン体含量

プリン体を多く含む肉や魚介類をたくさん食べると、体内で尿酸に代謝され、尿酸量を増やします。

プリン体は水溶性の為、調理すると水中に溶け出してしまうので、肉や魚の茹で汁まで飲まないようにすると、プリン体を減らす事ができます。

尚、煮干しやかつお節・干ししいたけを使った出し汁、ラーメンのスープや肉汁にも、プリン体が溶け出していますから汁を飲みきらないように気を付けることも大切です。

[食品100g中に含まれるプリン体含量]

《プリン体量~50mg》
コンビーフ・魚肉ソーセージ・かまぼこ・焼きちくわ・さつま揚げ・数の子・すじこ・ウインナソーセージ・豆腐・牛乳・チーズ・バター・鶏卵・とうもろこし・じゃがいも・さつまいも・米飯・パン・うどん・そば・果物・キャベツ・トマト・にんじん・大根・白菜・ひじき・わかめ・昆布

《プリン体量50~100mg》
ウナギ・ワカサギ・豚ロース・豚バラ・牛肩ロース・牛肩バラ・牛タン・マトン・ボンレスハム・プレスハム・ベーコン・ツミレ・ほうれん草・カリフラワー

《プリン体量200~300mg》
豚レバー・牛レバー・カツオ・マイワシ・大正エビ・マアジ干物・サンマ干物

《プリン体量300mg~》
鶏レバー・マイワシ干物・イサキ白子・あんこう肝酒蒸し・鰹節・煮干し・干し椎茸



         m05_05_04.jpg

アルコール飲料に含むプリン体含量

アルコール飲料で含まれるプリン体含量はあまり多くはありませんが、尿酸値が上昇します。

毎日お酒を飲む人は、痛風の危険度が2倍と高くなり、特にビールを飲む人の危険度はより高くなると言われており、缶ビール1缶(12~25mg/350mL)を毎日飲む人では6年間に血清尿酸値が0.5~1.0mg/dl上昇すると報告されています。

現在第三のビールとして、原料の麦芽や大麦などの使用量を減らすことによって、プリン体をカットした低プリン発泡酒を飲む人もいます。

また、蒸留酒にはプリン体はあまり含まれず、醸造酒の方が多く含まれており、特に地ビールや紹興酒には10mg/100mL以上のプリン体が含まれています。

アルコールそのものによる血清尿酸値上昇のメカニズムにあるようで、飲酒によってアルコール代謝に伴うプリン体分解、またアルコール代謝と連動して増加する乳酸による腎臓での尿酸排泄低下などによって、尿酸値が上がってしまうので、焼酎やウイスキーのようにプリン体を含まない蒸留酒やプリン体をカットした発泡酒でも、一様にアルコール類は安心できないのです。

[醸造酒のプリン体含量:mg/100mL]

◆ビールは、各メーカによって多少プリン体含量が異なり、3.3~6.9mg/100mLのプリン体が含まれています。

◆地ビールには、各メーカによって多少プリン体含量が異なり、5.8~16.6mg/100mLのプリン体が含まれています。

◆低アルコールビールには、各メーカによって多少プリン体含量が異なり、2.8~13.0mg/100mLのプリン体が含まれています。

◆日本酒には、1.2 mg/100mLのプリン体が含まれます。

◆ワインには、0.4mg/100mLのプリン体が含まれます。

◆紹興酒は、11.6 mg/100mLのプリン体が含まれます。


[蒸留酒のプリン体含量:mg/100mL]

◆焼酎25%には、プリン体が含まれていません。

◆ウイスキーには、0.1mg/100mLのプリン体が含まれます。

◆ブランデーには、0.4mg/100mLのプリン体が含まれます。



         tsufu16.gif

痛風の治療は3段階

第1段階 痛風発作を抑える対症療法

痛風発作時には、消炎鎮痛剤(インドメタシン、フェンブフェン、ナプロキセン、プラノプロフェンなど)が短期間のみ使われます。前兆症状があれば、コルヒチン1錠が有効です。痛風が起こってから尿酸値を下げる薬を飲み始めると、痛風発作は逆にひどくなる場合があります。尿酸値を下げる薬は、発作がおさまってから使います。


第2段階 血清尿酸値を下げる原因療法

痛風発作が治ったから痛風が治ったわけではありません。
痛風発作の原因である尿酸値を低く抑えておかなければ痛風発作も繰り返し、様々な内臓障害がでてきます。
血清尿酸値を下げる薬には、からだのなかで尿酸をできにくくする薬(アロプリノール)と、尿の中へ尿酸を追い出しやすくする薬(ベンズブロマロン、プロベネシド)があります。この種の薬は発作の有無にかかわらず相当長時間、場合によっては一生のみ続ける必要があります。
どちらの薬が適当かは、からだの中の尿酸の動き、腎結石や高血圧などの合併症の有無などから総合的に決められます。


第3段階 合併症を予防する健康管理

通風患者さんは、肥満、高血圧、高脂血症などを合併することが多く、動脈硬化がすすみやすい体質になっています。しかも血清尿酸値をしっかりコントロールしても、これらの合併症は防げません。体重制限を初めとするセルフケアや場合によっては、降圧剤、高脂血症治療剤などを使って、成人病の発病を予防しましょう。



       f4375d5c7a202405e90d6c166f3d49dd1.jpg

痛風の合併症:腎障害

痛風の合併症で、直接の関連性があると考えられているのが腎障害です。

痛風が原因で起こる腎障害を痛風腎といい、以前は、痛風腎による腎不全と尿毒症が、痛風の合併症による死亡原因のトップを占めていました。

痛風による腎障害を早期に発見するには、尿や血液のチェックが必要です。

腎臓の役割について腎臓は、握りこぶし程度の大きさで、腰の高さの位置に左右1つずつあります。腎臓は血液中の老廃物や水分を糸球体でろ過して尿を作ります。原尿はそのまま体外に排泄されるのではなく、尿細管で原尿中の尿酸やタンパク質、水分などの必要な成分が再吸収されてから膀胱に送られます。腎臓は老廃物を体外に排泄させ、体内の水分の量を調節する重要な役割を果たしており、水をたくさん飲んだときには尿の量を増やして体内の余分な水分を排泄させるので、尿は薄くなります。逆に、水の摂取が少ないときには、体内の水分を確保するために尿の量を減らすので、尿は濃くなります。血液中の尿酸が過剰になると、腎臓の組織に沈着するので、腎臓の細動脈が硬化し、血液をろ過して老廃物を尿に捨てる働きが低下します。そのために一度に排泄できる老廃物の量が少なくなるので、薄い尿をたくさん作って排泄しなければならず、体内の水分をどんどん尿にします。そのため、体内の水分が足りなくなるので、のどが渇くようになります。

動脈硬化を併発するとさらに腎障害が進むさらに腎臓の機能が低下すると、老廃物を排泄できなくなって腎不全を起こし、尿毒症という危険な状態になります。

現在では、血液中の老廃物を人工的に排出させる血液透析や、腹膜透析(CAPD)といって、腹膜の中に透析液を注入して老廃物をろ過し、排泄する方法が普及したために、尿毒症で命を落とすことは少なくなりました。

また、痛風のほかに糖尿病、高血圧症などを併発していると、さらに腎障害が進行します。以前は、腎障害に対しては有効な治療ができないことが多かったですが、最近はすぐれた降庄薬ができたために血圧管理がよくなり、腎臓を守る薬も出てきています。これとは逆に、腎臓に機能障害が起こると、高血圧症や動脈硬化、脳や心臓に血管障害があらわれることがあります。

痛風をはじめとした生活習慣病は、お互いに影響し合って症状を悪化させるので、痛風になったときは、腎障害や糖尿病、高血圧症などの合併症を防ぐ治療が重要になります。




          isyoku_001.png

 
Design by Free WordPress Themes | Bloggerized by Lasantha - Premium Blogger Themes | cheap international calls