アルコール飲料に含むプリン体含量

アルコール飲料で含まれるプリン体含量はあまり多くはありませんが、尿酸値が上昇します。

毎日お酒を飲む人は、痛風の危険度が2倍と高くなり、特にビールを飲む人の危険度はより高くなると言われており、缶ビール1缶(12~25mg/350mL)を毎日飲む人では6年間に血清尿酸値が0.5~1.0mg/dl上昇すると報告されています。

現在第三のビールとして、原料の麦芽や大麦などの使用量を減らすことによって、プリン体をカットした低プリン発泡酒を飲む人もいます。

また、蒸留酒にはプリン体はあまり含まれず、醸造酒の方が多く含まれており、特に地ビールや紹興酒には10mg/100mL以上のプリン体が含まれています。

アルコールそのものによる血清尿酸値上昇のメカニズムにあるようで、飲酒によってアルコール代謝に伴うプリン体分解、またアルコール代謝と連動して増加する乳酸による腎臓での尿酸排泄低下などによって、尿酸値が上がってしまうので、焼酎やウイスキーのようにプリン体を含まない蒸留酒やプリン体をカットした発泡酒でも、一様にアルコール類は安心できないのです。

[醸造酒のプリン体含量:mg/100mL]

◆ビールは、各メーカによって多少プリン体含量が異なり、3.3~6.9mg/100mLのプリン体が含まれています。

◆地ビールには、各メーカによって多少プリン体含量が異なり、5.8~16.6mg/100mLのプリン体が含まれています。

◆低アルコールビールには、各メーカによって多少プリン体含量が異なり、2.8~13.0mg/100mLのプリン体が含まれています。

◆日本酒には、1.2 mg/100mLのプリン体が含まれます。

◆ワインには、0.4mg/100mLのプリン体が含まれます。

◆紹興酒は、11.6 mg/100mLのプリン体が含まれます。


[蒸留酒のプリン体含量:mg/100mL]

◆焼酎25%には、プリン体が含まれていません。

◆ウイスキーには、0.1mg/100mLのプリン体が含まれます。

◆ブランデーには、0.4mg/100mLのプリン体が含まれます。



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