メタボリックシンドロームの原因(生活習慣)

自動車や交通網の普及、掃除機や洗濯機など便利な機械の登場など私たちの生活スタイルは日々便利なものとなっています。その結果現代人の運動量は徐々に減少しており、2000年現在と比較しても運動量は減少しています。こうした運動の減少などは私たちのエネルギー消費量を減少させ、肥満体質としてしまうのです。

2000年と比較した運動量の低下よく言われるものとして歩数で考えて見ましょう。政府が目標とする歩数として2000年に男性8200歩、女性7300歩であったものを2012年までにそれぞれ1000歩ずつアップさせるという健康日本21という取り組みがありますが、2007年の中間報告によると2007年時点では男性7500歩、女性6400歩と大きく減少しています。

現代人は特別な運動を行っている人は多くないため、主要な運動は歩くことです。その歩く歩数が減少していることが、私たち現代人のエネルギー消費量を減少させて、肥満体質に近づけているのです。

人間のカロリー消費の構造人間がカロリーを消費するのは運動だけではありません。人間が一日に消費するエネルギーを分類すると以下のように分類されます。

・基礎代謝:50%(生命活動に必要とするエネルギー消費)
・熱代謝:12%(体温の維持によるエネルギーの消費)
・運動:25%(運動によるエネルギーの消費)
・Neat:13%(運動ではない身体活動による消費)



 
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